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校長挨拶

 加茂農林高校は、明治36年(1903年)5月に、新潟県立農林学校として開学し、今年度創立120年を迎える県内屈指の伝統校です。校門は、東京大学農学部の門を模した赤レンガづくりの‘赤門’と呼び親しまれ、そこから続く鬱蒼とした植物園は、春夏秋冬、様々な表情で生徒を迎入れています。そして、この‘赤門’から巣立った卒業生は2万5千名余にも及び、現在は、地元地域は言うにおよばず国内外で広く活躍をしています。

 本校は、農業教育の専門高校として、高い知識や技術・技能の習得に力を入れているとともに、自ら学び挑戦していく態度、更には、日常生活や実社会の中で通用する人間力、基礎学力の習得にも力を入れています。

 そのため、農業科として一括募集し、1学年で農業に関する基礎的・基本的な学習や専攻学習の内容を体験的に学びます。そして、2学年から本格的に4学科(生物工学科、環境緑地科、食品技術科、生産技術科)に分かれて課題解決学習等をとおし専門的な学習を進めていきます。また本校は、他校にはない広い実習地や恵まれた施設・設備を有するほか、先端技術を活用したスマート農業にも対応していける学習にも力を入れています。更に、各専攻においては、それぞれの特色を生かしながら校外の関連機関や事業所等との連携を図り、将来の地域を支えるスペシャリストとして活躍できる知識・技術の習得に励んでいます。

 今後とも、地域に愛され地域に必要とされる学校となり、生徒から「加茂農林高校で学んでよかった。」と言われる学校づくりを進めていきますので、一層のご支援・ご協力をお願い申し上げます。

令和5年4月1日
新潟県立加茂農林高等学校長 椎谷 一幸